上武国境(埼玉) 塚山(954.0m) 2021年1月11日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:27 廃林道入口−−6:27 廃林道終点−−7:14 塚山−−7:36 廃林道終点−−7:39 廃林道入口

場所埼玉県秩父市
年月日2021年1月11日 日帰り
天候
山行種類藪山
交通手段マイカー
駐車場廃林道入口に駐車余地あり
登山道の有無無し
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望あまり良くない
GPSトラックログ
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コメント上武国境シリーズ最後の山。北側に延びる林道から北尾根を往復。思ったより冷え込んで標高1000m以下でも-8℃まで下がった。予想通り北尾根は藪皆無で歩きやすかった




廃林道入口の駐車余地 廃林道入口
廃林道 廃林道終点で北尾根に乗る
標高780m付近。伐採作業中 標高830m付近
860m鞍部付近 7時直前に日の出
標高870m付近。西側が伐採地で鹿避けネット登場 東から廃林道が上がっていた
西側の伐採地。展望良好 塚山山頂直下。植林ではなく矮小な木が林立
塚山山頂。山頂標識無し おそらく古い布kumo
塚山から見た両神山 山頂にTVアンテナあり。背景は御荷鉾山
TVアンテナのケーブルは埋設されている
伐採地から見た北西方向
伐採地から見た上州武尊
伐採地から見た奥日光、足尾山塊
冷たい風を避けて東斜面を歩くことが多かった 廃林道に乗る
林道到着 廃バスが廃林道の目印


・塚山は上部国境から僅かに埼玉側に引っ込んだ山。以前、父不見山に登ったついでに登ったと記憶していたが、記録を調べたら未踏であることが発覚。この機会に登ってしまうことにした。

・地形図を見ると北〜東に林道が通っているので、ここが普通車で通行可能なら割と短時間で登れる。林道入口には古指集落があるのでそこまでは問題なく入れるだろう。地形図の表記では林道の道幅は狭いのでマイカーで入れる可能性はそれほど高くないと予想した。

・小鹿野から北上して太田部峠を越えて古指集落へ。ここまでは舗装道路だが最後の民家を過ぎるとダートに変わるがゲートは無い。最初は路面状況はそれほど悪くないが、少し傾斜が出ると砂利が浮いて滑りやすい路面で凹凸も多く慎重な運転が必要。それなりに車が入っているような雰囲気があるが倒木ならぬ「倒竹」が登場すると轍は竹の上を無理やり通過していて、これは普通車では無理。藪漕ぎ用のナタを持ち出して倒れた竹を根元から伐採して路面をきれいに片づけた。

・その後は倒木等は無いがガタガタの路面でどこで車を諦めるか悩む状況。北斜面のジグザグの繰り返し区間を過ぎて標高650m付近で東を巻く区間に入ったところで普通車は潮時と判断し、廃バスのある広場に駐車してここから尾根に向かって歩くことにした。車の温度計は-5℃を指していた。

・幸いにも廃バスの横から廃林道が上がっていた。地形図で破線で書かれた道らしい。地形図の表記通り廃林道は尾根で終点。尾根の東側は植林、西側は自然林で尾根上も明るい自然林だ。尾根上に出ると西寄りの冷たい風が吹き付けるようになり体感温度が一気に下がる。手元の温度計は-8℃で昨日の梵天と同じだが標高はこちらの方がずっと低く、今日の方が寒気が強いらしい。風も昨日より強く風除けのためにカッパを着る。

・山頂まで尾根上を進んでいくが道は無いが藪は皆無で歩きやすい植生尾が続く。875m峰以南では尾根の西側は広範囲で伐採され新たに植林されたばかりのようで、鹿の食害防止ネットで囲まれていた。ここは伐採されているので見晴らしがいいが、風除けの樹林が無いのでさらに寒い。伐採地周辺でも間伐を行ったばかりのようで、まだ緑のままの葉を付けた若い桧が切り倒されていた。林道は林業で使われているようだ。

・875m峰を過ぎると傾斜が緩んで山頂直下まで水平移動になり運動量が減って体の発熱量も低下し、冷たい西風をもろに浴びると寒さを感じるようになり、風を避けられる尾根東側直下の植林帯を歩く。尾根西側は伐採でハゲ坊主だが東側は発達した植林のままである。何となく道があるような無いようなだが、鹿の糞が多数見られるので鹿道かもしれない。

・標高870m付近では尾根東側から廃林道が上がってきていた。おそらく下の林道とつながっているのだろう。山頂直下の最後の登りは傾斜が増して山頂へ近付いている雰囲気だ。ここまで来ると尾根西側の伐採地は終わるが、生えているのは細く矮小な落葉樹の灌木類。見るからに伐採後に植林しないで放置したパターンであった。尾根の東側は発達した植林で木の隙間が多く歩きやすいし西風を避けられるので、尾根直上ではなく東の植林帯を登った。

・登り切った平坦なピークが塚山山頂だった。東側は檜植林で展望は無し。北側は唐松植林、南側は落葉樹の自然林であった。意外なことに手製の山頂標識は皆無。ここは群馬県境に近いが埼玉なので群馬県内で良く見られる山頂標識が無いのは当然だが、両神山周辺で見られた種類の標識も無かった。代わりにあったのは色の抜けた布製の目印。材質からしておそらく布kumoではないかと思う。

・唐松の枝に紛れて目立たないが山頂北側にTV共聴アンテナが立っていた。普通、これに引き込むために麓から電柱が並んでいるのだが、ここでは山頂で地面に埋設されて電柱は無し。珍しいパターンだ。ケーブルの行先は北西の大寄集落辺りだろうか。

・帰りは往路を戻る。

 

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